お問合わせ先:  福島県剣道連盟県北居合道居合道部会広報担当

 教士七段 中島伸樹  ←    Mail: noniai@msn.com

 

 居合道(いあいどう)とは、日本刀を用い、抜刀から納刀、および諸作法を通し技能の修練のみならず 人格の涵養なども含めた各自による自己修練のこと。現在、座った状態で、鞘から刀剣を抜き放ち、さらに納刀に至るまでをも含めた技術を、一つの独立した武道と成している国は、全世界でも日本のみで、実は非常に稀有なものである。

 それぞれの団体において段級位制があり精進を重ね、形を演武し所定の審査と試験(筆記、口頭かは各団体により異なる)を経て段位及び範士、教士、錬士という称号を授かる。
 全日本剣道連盟ではまず一級取得後、初段受審資格が得られ初段合格後は段位年数分修行の後に次の段位昇段審査を受けることが出来る。

 

 

居合道とは・・・

◇居合道の始祖、林崎甚助重信 

 居合道の始祖とされる林崎甚助重信は、奥州の生まれとも相模国の人ともいわれていますが定かではなく、没年没地も不詳です。
 甚助数え年十五歳の頃、闇討ちにあった父の仇討ちを祈願して出羽山形楯岡の林崎明神に参籠し、満願の日に神託を得て夢中に居合の妙技を授かり、後年仇討ちの本懐を遂げたとされています。林崎明神は「林崎居合神社」として、山形県村山市大字本飯田193番地に現存しています。

 林崎甚助重信が編み出した刀術は「林崎流」「神夢想流」「重信流」などと称されて伝えられ、その門人には田宮平兵衛業正(田宮流開祖)、片山伯耆守久安(伯耆流開祖)、関口柔心(関口流開祖)などがおり、今日の居合術の根元をなしています。

inserted by FC2 system